八方ふさがり

2004年より米国留学、2011年よりニューヨークで店舗経営をしているものです。 コロナを機にブログ再開。

2005年11月

11/28〜12/1はスペイン語の授業で手一杯。

毎日たくさんの動詞を覚えなければならないが、実はそんなに大変でもない。というか、もっと勉強できるはずなのだ。 

ただ、毎晩家に帰ってからやはり5時間学んだ分を復習するだけでも結構な量だ。少なくともその日学んだものだけは各自に全部覚えようと努力している。

毎日どんどんスペイン語が上達しているのが実感できて楽しい。

ホストマザーのマルタの話していること相変わらず全く分からないが、話す方はなんとかたどたどしいができるようになってきた。

初日は食事の時間は全くの無言だったからなぁ。。せめて毎日違ったグアテマラ料理を出してくれるマルタにはお礼の気持ちくらい伝えたいものだ。

先生のジェシカとも気が合ってきて、毎日習っていて楽しい。

今日、彼女の年収の話になった。

Q2640と言っていたが、これだと$1=Q7.5で計算すると、年収4万円くらいということになる。

その大半は携帯電話代で消えていくらしい。電話大好きと言っていたが、すごい浪費だ。

と、話していると、蚊がぶ〜んとジェシカの顔の前に。

「Mosquito! Mierda! (蚊、くそっ!)」

思わず彼女が叫んだその言葉がおもしろく、すかさずコピーして繰り返したところ、大笑い。

これを機に「Mierda」は確実に覚えました。
日本語の「くそ!」です。日本語と同様でトイレでの便が元の意味です。

今更だが、日本語⇔スペイン語と習うより、英語⇔スペイン語と習った方が何倍も分かりやすい。それだけ英語とスペイン語は文法的に近い。

そりゃスペイン語⇔イタリア語ほど近いとは言わないが、日本語を母国語とする者からすれば、様々な点で相当似ている。

それにしても、一対一の授業はかなり良い。
一気に身につく。NYに戻ったらやっぱりもう一度英語の勉強をがんばろう。

スペイン語の勉強をしてたら英語の楽しさに気付いた。


R0010753
今日は日曜日。スペイン語の授業は無いので、パカヤ火山ツアーに参加することにする。

13時に旅行会社のオフィス前に集合。

オランダ人やカナダ人の旅行者の方々など計12名のツアー。
久しぶりに英語を話せる人に囲まれて安心する。

ミニバスで小一時間、登山口に到着。

ここに国立公園の受付があり、全員US$4を払う。

登山開始。R0010758

ガイドはスペイン語しか話せないが、かなり簡単な単語しか使わないようにしてくれているのか、三日(猛)勉強しただけの僕でもほぼ100%理解することができた。

登山道自体はそこまで厳しくない。

一時間後、森林帯を抜けると、眺めの大変良い場所に着く。

アンティグアの周りにはこのパカヤ火山の他にもいくつも大きな山があり、雲海からニョキニョキと頭を出している。美しい。

R0010761ここからの30分は急な登り道だ。足場も砂地なので一歩踏み出すごとにすぐ沈んでしまい、歩きづらい。

富士山の砂走りにそっくりだ。

頂上に近づくにつれ、硫黄の臭いがきつくなる。



噴火口に辿り着く。

目の前では、今にも噴火しそうなほど勢い良く煙が噴出している、
R0010768
まさに活火山。

真っ赤に燃え上がる噴火口の近くにいると、凄まじい臭いで目と鼻がやられ、息が吸えなくなるほどだ。参加者は全員咳き込んでいる。

こんなに近く(1m以内)で活火山の噴火口を見たのは初めてだ。

R0010776灼熱の中をあえて近寄って覗き込もうとしたが、あまりの熱さに断念。今にも顔が焼けてしまいそうだ。

できるだけ近くで写真だけ撮って退散。





山頂に到着。

天気が大変良いので、周りの景色が全部良く見える。最高だ。

周りには雲海から顔出した山がいくつもある。全部登ってみたくなる。

R0010777

下りは砂走り。みんな走っている。
登りであんなに苦労した道を、10倍の速さで下る。

17時を過ぎ、辺りは真っ暗に。
ライトを持ってこなかったので大変歩きづらい。

R0010794良く見ると、僕以外の全員はライトを準備してきていたようだ。

他の参加者の照らす光に助けられながら、真っ暗の中なんとか下山。

計4時間半の素晴らしい登山でした。
 

昨日は授業→復習→睡眠、以上。


今日は朝8時から授業。

スペイン語三昧の日々。

習った動詞の活用と、その動詞を使っての会話。なんとか話せても、全く聞けない。

もう三日目なんだけどなぁ。。あ、まだ三日目か。

というか楽しいからいいか。

授業中、同じ語学学校に日本人の方が一名いらしゃると聞き、話をしに行く。

痩せ型で髭面の男性登場。かなり旅慣れている感じ。

どうやらコロンビアに入国しようとしたのだが、何度も過去に同国に入国し過ぎていてイミグレーションで入国拒否されたとか。

三ヵ月後にまた来いと言われ、今グアテマラでスペイン語の勉強をして時間を潰しているらしい。

コロンビアといえば、麻薬のマフィアの巣窟というイメージが強い。そんなところに何回も出入りしていたらそりゃ怪しまれるだろう。というか、何しに行っているんだろうか。。

歳を聞くと34歳。
25歳の時に日本で起業し、不動産関連の会社の社長をしているとのこと。

日本にいてもつまらないから旅行しているとのこと。もう5〜6年は旅行し続けているようだ。

ただ、PCを使って週二回は日本にいる従業員と戦略会議を行い、また資金の管理だけを自分で行い、後の仕事はみんな他人に任せ。年二回の決算の時だけ日本に帰国とのこと。

自分の貯金は外貨預金で運用して利益を出しているそうである。

一部の先進国を除き、大半の国は外貨を欲しているので、そういった国に外貨預金をするとかなり高い金利が付く。年5〜10%の国などごろごろしている。

また、エクアドル・パナマといった国では、外貨が欲しいためにトラベラーズチェック$100が$115のキャッシュに換えることができるとか。

働くのは馬鹿げていると言っていた。もう生きていくだけに十分なお金はあるし、会社も少しでも業績が落ち込んできたらすぐたたんでしまうとか。

変わった人に会ったもんだ。


その後、街を散策。幾つか遺跡を周る。

R0010707遺跡というより、地震で崩れた教会跡だが、よく取り壊されないでこのまま残しておいたものだ。

道も未だに石畳なので、ちょっと歩きにくいし車もガコガコ揺れるのだが、それがまたかえって良い。

治安はかなり良いし、とても良い街だ。

周辺地域もたくさん見所があり、従って旅行会社も街中にたくさんある。幾つか比較すればかなり料金を抑えているところも見つかる。

明日は日曜日で授業は無いので、パカヤ火山登山ツアーに参加することにした。料金はバス代・ガイド代など全て込み、国立公園入園料(US$4)だけを除いて、US$5。安すぎ。

食事は含まれていないが、登山なので自分で用意すればいいので問題ない。
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中央公園近く、6 Ave.沿いに日本語がタイプできるネットカフェを発見。

ちょっと日本に住む父親とメールで口論。グアテマラの治安を心配しているようだ。年かな。

土曜夜ということで、爆竹の音があちらこちらでしていてうるさい。

何より、家の中がやかましい。笑いの絶えない良い家庭だなぁ。

R0010744

















朝からKumbia Kingsがガンガン流れ、まったくもって陽気な家庭である。お母さんは大声で歌っているし。。

今日から日曜以外の8日間、語学学校へ。楽しみ。

40時間後、僕のスペイン語はどれだけ上達しているのだろうか。

学校へは歩いて10分の距離。
授業は毎日昼の1:30〜6:30pmの5時間。 

教師は、ジェシカさん。快活そうな女性で、(たぶん)20代前半。英語は単語をいくつか知っている程度のようで、いきなりスペイン語で話しかけてくる。笑顔でなんとか返答。

超基本の「スペイン語あいさつ」から始めるが、パナマからの旅行中、少しは基本は勉強していたので基礎の基礎は余裕で進んでいく。

ジェシカはどこにでもいる地元の女の子といった感じで、良い教師であるとはとても思えないが、マンツーマン指導だし、これだけ超基礎だと教師の質は関係ないと思われる。

初日にしては結構進んだ。
だが、覚えることでいっぱい。

特に動詞、、いや、もちろん名詞も形容詞もか、、全部ダメだ。当たり前か。

それにしても、この街は昼夜の寒暖の差が激しい。

朝から夕方4時頃まではようは日が出ている間は非常に暑い。

しかし、日が落ちた途端(5時頃)から急に寒くなる。長袖でも寒い。
フリース、長ズボンは必須。

短パン・半袖・サンダルという格好だったので、寒くて寒くて授業の最後の方は集中できなかった。

家に帰ると、マルタのとってもおいしいグアテマラ郷土料理が待っていた。米もパンも出るし、豆を煮込んだスープ、ビフテキやおまけに中華料理まで出る。

米は日本米のようにねばねばしている米ではなく、タイ米のようにパサパサしているわけでもない。粒の大きなアメリカ大陸で最も良く見かける米。とてもおいしい。

夜は部屋の中でさえかなり冷え込むので、かなり着こんで布団にくるまって寝る。

New Yorkでは今頃かなりの寒さになっているんだろうと思うと戻るのが嫌になってくる。

市内からアンティグア行きバスに乗る。

ローカルバスは相変わらず超遅い。二時間ほどでアンティグア到着。

バスターミナルで英語でおじさんに話しかけられ、スペイン語の学校を紹介してやるとのこと。どうやら語学学校の職員のようだ。

連れてこられたのが、セントロ・リンギスティコ という学校。

1) 毎日4時間の授業・5日間
2) 毎日5時間の授業・8日間
 
のコースがあるようで、2) を選ぶ。 
 
住まいはホテルではなく、地元のスペイン人のご家庭にお世話になった方がおもしろいと思い、ホームステイを選択。

ホームステイでの食費など全部含み、全部で$260。安い。

すぐにホームステイ先のお母さんと娘さんが到着。

お母さんの名前はマルタさんという方で、英語は全く話せないようでスペイン語で話しかけてくる。何を言っているかは分らないが、気さくですごく良さそうな人だ。

一方、娘さんはすごくシャイでかわいらしい。お母さんの陰に隠れて目を合わせてくれないが、名前を聞いたら(マリアちゃん)途端に打ち解けてくれた。よろしく〜。

太ったからでちょこちょこ歩くお母さんの後ろを付いていき、徒歩10分ほどでホームステイ先に到着。

この家庭には僕の他にアメリカ人の学生がホームステイをしていて、いざという時に意思の疎通ができる人間がいてほっとする。

7畳くらいの個室を与えられる。ベッドも全く問題ないし、ホットシャワーも浴びれるし、お母さんの料理もおいしい。良い家庭に当たったようだ。

家族がしゃべっているスペイン語は一ミリも分からないがそれでも一生懸命何かを伝えようとしてくれる。

一人で外出。

中央公園まで歩く。銀行のATM発見。

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途中にいくつもあるお土産屋さんの質は非常に高い。

外国人観光客もたくさんいて、非常に活気がある。
ここがあのグアテマラとはとても思えない。

R0010734道は石畳で、大変風情がある。街自体が世界遺産なのも頷ける。

一気にこの街の魅力に取りつかれる。


夜、なぜかシャワーの水が出なくなるが、明日の朝入ればいいやと思い、寝る。



 
View Antigua in a larger map

マヤ遺跡を見に行く前にまずは勉強ということで、博物館巡りの一日とすることに。

まずは歩いて国立宮殿へ。

どうやら朝のツアーは終わってしまっており、14時まで内部見学はできませんとのこと。

挙句に、昼に何かの会合があるようでツアーはないかもとのこと。むぅ、やむおえない。

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近くの銀行でケツァール(グアテマラの通貨)を引き出し、タクシーでZone 9の地域へ。

レストラン・ファルトゥーナで中華料理をお腹一杯に食べる。
ちょっと高級レストランに入るのかもしれない。食費は先進国並みだ。

普通に食べてUS$5以上は軽くする。安そうな食堂で一品US$2〜3だが、どうもそれではお腹が物足りない。

レストランから歩いてMuseo Nacional de Arqueologia y Etnologia(国立考古学博物館) へ。

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なかなか広く、古代マヤ文明の石碑へ土器でいっぱい。

やっとこさ始まった、マヤ巡り。これを見にはるばるグアテマラまで来たんですよ、ええ。

今の時期は旅行者が少なく、ほとんど僕が博物館を貸切状態。
 
フラッシュ無しで写真撮影はOKとのことなので、いくつかアップ。R0010659R0010669




















保存状態が良いものが多く、見ていて飽きない。

一通り見学後、Zona10地域を通り、アメリカ大使館の横を通貨。坂を下りて行き、駐車場を抜けると

Museo lxchel del Traje Indigena (イニチェル民族衣装博物館)に到着。

徒歩で30分ほど。

この博物館は大学の構内にある。すごくきれいな大学で、学生は車で通っている人も多いようだ。 

グアテマラ先住民の衣装や、マヤ民族が描かれた水彩画などが
展示されている。 

一階はお土産屋さん。大変質の良いお土産がいくつも置いてある。

中米に来て、初めてまともなセンスの良い土産物屋を見た。 
民族風のお土産を買いたい人には良い場所かもしれない。

ちなみに、展示物は改装中なのか、時期的なものなのか分からないが今は全部見れないとのこと。残念。

ホテルまで歩いて帰ろうとするが、夕方になりかなり寒くなり断念。タクシーに乗る。
 
いくら中米と言えども、11月終盤にTシャツ・短パンは無理があるか。。


 

さぁ、今日はエルサルバドルを出国してグアテマラに行くぞ〜。


泊まったホテルの一階がバスターミナルなのがすごく便利。

朝6時発のグアテマラシティ行きに乗る。

二日前から一緒に旅行しているお姉さんも本日グアテマラに行く予定のようだが、彼女はデラックスバス(US$28) 、僕は普通のバス(US$13)に乗ることになり、ここでさようなら。

確かにデラックスバスは飛行機のビジネスクラスみたいで凄そうだが、僕は貧乏旅行なので普通バスでいいかなと。

約二時間でエルサルバドル/グアテマラの国境に到着。

R0010594国境らしいところに着いたが、周りのお客が降りないのでゆっくりしていると、前の方に座っていた外国人二人が降りている。

もしや、と思い急いでバスを降りて二人の後を追いかける。

どうやらここがエルサルバドル側のイミグレーションであり、ここで出国手続きをしないといけないようだ。

バスの乗客の大半はエルサルバドル人であり、何らかの理由でイミグレ手続きが必要なかったためにバスを降りなかったようである。

彼らと同様にバスでのんびしていたら危うく不法入国になるところだった。明らかに僕は外国人の風体をしているのに、バスの運転手が何も知らせてくれないってのも何だかなぁ。

出国のスタンプをもらい、バスに戻ると、物売りのおばちゃん、お姉ちゃん達でバスの入り口がふさがれていて席に戻れず。

しょうがないので、そこら辺をうろうろしている両替屋のおやじと交渉しドル→ケツァールに替える。US$1 = Q7.5。
レートが悪いのか良いのかも分からない。

少しバスで移動し、橋を渡り、グアテマラ側イミグレへ(写真下右)。
今度は忘れずにバスを降り、入国手続きを済ませる。

ついにグアテマラ入国。バス(写真下左)に乗り、首都グアテマラシティへ。
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数時間後到着。だ、大都会だ!

R0010611早速、ホテル・カプリに行く。トイレ・風呂共同で一泊Q61。800円くらいか。

なんとテレビ付き。しかもシャワーは熱いお湯が出る!!!おおおお、感激。贅沢すぎて涙が出ます。

しかも共同と言っても、どうやら僕しか泊まっていないようなので、専用と一緒。ラッキー。

R0010597まだ昼12時前なので、今日はサン・ファン・コマラパに行くことにする。

ホテルの目の前のレストランでグアテマラ料理らしきものを食べ、市内中心部へ。

コマラパ行きのバス停を色んな人に聞き探すが、いつものごとく、みんな言うことが違う。

おかげで、あっち行ったりこっち行ったり。。。

この街はバスターミナルがすごく分かりにくく、またかなり分散している。中米各国共通だが、鉄道が基本的に無いということもあり、特にホンジュラスとグアテマラはバスの数が半端ないくらい多い。

どこ行きなのか地元民でさえもはっきり分かっていないバスも多く、僕みたいに全て一般市民用のバスに乗って旅しようとする者にとってはかなりきつい。安いのは嬉しいのだが。

なんとかコマラパ行きを見つけるが、満員。
しょうがなく立って乗っていると、どんどん後から人が乗ってくる。出発する時には朝の山手線どころではない混みよう。超満員。

しかも、グアテマラは他の中米諸国より民族色がかなり強く、おばちゃんたちはみんなカラフルな民族服を着ている、そして皆様よくお太りなさっている。

そんなおばちゃん達に囲まれていると、なんかふかふかの布団に包まれているようで気持ちが良い。立っているというより寄りかかっている感じで楽。

そういえば、ほとんど女性ばかりだなぁ。
この民族は、というか、街でもなんとなく女性の方が多い気がするのは気のせいか・・・?

それにしても、、、バスが遅い!!!

人を乗せすぎてスピードが出ないようだ。しかも超満員でもうこれ以上誰も乗れないくせに、各バス停で15分とか停まったりする。しかも誰も諦めずにどんどん乗ってこようとする。

これ以上誰かが乗ってきたら、おばちゃん達の肉圧で死んじゃいますよ!

驚くのは、そんなぎゅうぎゅう詰めの車内を無理やり車掌が道をこじ開け、一人ずつバス料金を徴収していくことだ。降りる客から取ればいいのに、と思うが、それでは逃げられてしまうからだろうか。

さらに押されて死にそうになる。

なんだかんだやっているうちにコマラパ付近へ到着。

しかし、すでに4時過ぎ。帰りのバスがなくなるらしいことを言われ、最悪なことにコマラパ直前にてUターン。グアテマラシティ行きのバスに乗り換えることに。

途中の田舎町で乗り換えのため一旦下車。20分ほど町を散策。
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そういえば、グアテマラは懐かしのトゥクトゥク(写真右上)が走っている。インドで何度もトゥクトゥクの運転手と料金でもめて喧嘩したのを思い出した。

グアテマラシティに戻る。今日はただ超満員のバスに6時間揺られただけだった。

この都市ではなぜか「コリアーノ(韓国人)」と声をかけられることが多い。

他の中米諸国では「チーノ(中国人)」と呼ばれることが多かったが、近くに韓国人街でもあるのだろうか。

ホテルのレストランで食事後、ホテルから歩いて5〜6分のネットカフェへ。あれ?オーナーがアジア人だ。パソコンはサムソンだし。サムソンの工場とか近くにあるとか?
アメリカに出荷するには良い立地だし有り得るか。

それにしても、グアテマラは寒い。短パン・サンダルなんて格好は馬鹿だ。地元の方でさえそんな格好していない。でも長ズボン持ってないよ〜

より大きな地図で グアテマラへ を表示

朝ゆっくり起き、昨日から一緒に旅行しているお姉さんとレストランで朝食を食べる。

食後、中米一と言われる大型ショッピングモール、メトロセントロへ。
お姉さんは一日をここで過ごすらしいので、別々行動を取ることに。

早速CD屋へ。
運が良いことに、店のオーナーが英語を話せたのでお勧め中米・南米音楽をいくつもピックアップしてもらった。合計6枚購入。

このメトロセントロは確かに大きい。まるでアメリカにある大型ショッピングモールのようだ。旅行している感覚が無くなりそうだが、たまにはこういうのもいいかなと。

それにしても、まともなCD屋を初めて見た。今まで道路で違法コピーで売られているものしか見たことなかったのでおかしいかもしれないが、新鮮に感じる。

物価も高い。食事は一食US$5はする。CDは一枚US$14だし、アメリカ国内とほとんど同じだ。CDだけは自分のお土産なのでいくらかかろうが構わないが。

他のメトロセントロの店には興味がないので、すぐにCDを買った後、外に出て街の中心部へ。

中央市場はメトロセントロとは大違いで、中米のごみごみした感じ。治安が良いとはとても思えない。

その市場を抜け、バリオス広場まで歩く。カテドラルでかい。

FMLNの公式ショップを見つけた。
あれだけ有名な組織に関わらず、意外にも小さな露店だ。せっかくなのでゲバラの顔がプリントされたTシャツを購入。

ホヤ・デ・セレン遺跡へ向かう。西バスターミナルから108バスに乗る。
世界遺産ということで期待したが博物館も合わせて30分で見切れてしまう狭さ。
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R0010522今回の旅行での一つの楽しみは、マヤ遺跡の探索。

小さなマイナーな遺跡も含め可能な限り行こうと思っている。

博物館でこんな地図を発見。

神秘のマヤ。
地図を見ているだけでわくわくしてきた。

街中心部に戻りまだ3時前だったので、ラ・プエルタ・デル・ディアブロへ行くことに決める。

とにかくバスの数が多く、バス路線図をどこで手に入れられるか(そのようなものがあるのかどうかも怪しいが)分からないので通行人に尋ねるのだが、どの人に聞いてもいい加減にしか答えてくれないし、人に聞くたびに違う方向を指差すので困る。まぁこんなことは旅行していれば日常茶飯事なことなのだが。

30分ほど彷徨い、なんとかバス停発見。
今から行くとホテルに帰る頃には遅くなりそうで怖いが、まぁ行ってしまえということでバスに乗る。25セント。安い。

一時間ほどで入口到着。

ラ・プエルタ・デル・ディアブロは、"悪魔の門"の意。内戦時代に政府軍による遺体の投棄場所として使用されていたようですが、今では国内有数の景勝地。エルサルバドル人でごった返している。外国人の姿は一切見えない。 


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バスを降りると目の前が登り口。なぜか警官にずっと目を付けられていました。

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10分ほどかけて崖を登って行く。頂上からの眺めは最高。

日が落ちるまで頂上でのんびり。写真を何枚も撮り、大満足。
お土産屋を周り、帰りのバスに乗り込む。

バスで街へ帰る途中、隣の席に望遠鏡を持った男性が座ってきた。
突然英語で話しかけられびっくり。

Mr. Cerritosはエルサルバドル出身だが、カナダの大学でファイナンスを勉強したことがあるとのことで英語がペラペラ。久し振りにまともな英語を話す人に出会った。

日本のことも本を通じてよく知っており、一気に話が弾んだ。漢字で名前を書いてあげたり、メアドを交換したり。

エルサルバドルという国についての彼の意見を求めると、思っていた通りの答えが返ってきた。

「エルサルバドルと言う国は、そこら中にあるファーストフード店を見ても分かるようにアメリカの一州みたいなもので、まぁ中米の全ての国がそんな感じなのだが、特にこの国は通貨はUS$だし、民族色も強くないし、首都にいる限りはアメリカの一都市となんら変わりはない。そのような"色が薄い"ことが幸いして他の中米諸国より発展することができたのだが。」

隣国グアテマラは民族色が大変濃い国です。


最近真っ暗になっても平気で外を歩き回っている。
危ない危ないとよくガイドブックにはあるが、実際はどうなのでしょうかね。

明らかに旅行者だが、地元の人より汚い恰好で歩いている僕を襲おうと思う人いるのかなぁ。まぁいつかナイフを突きつけられる日が来るかもしれないので油断は禁物ですが。

ホテルに戻ると、あのイケメンのボーイが、ティーの差し入れをしてくれた。
髪ボサボサで髭伸びまくりのバックパッカーがこんなに良いホテルに泊まって良いのだろうかと改めて思った瞬間であった。

本日はエルサルバドル入国予定。
朝早く起き、長距離バス会社のTICA社へ。

いつものようにローカルバスを乗り継いで行っても良いのだが、テグシガルパはバス停があちらこちらにあってなんだかめんどくさいのでたまには大手バス会社でサクッと行こうかなと。

エルサルバトル行きは12時半発とのこと。(US$15)
小さな商店も併設されているしたっぷり時間はあるので、ゆっくりしますか。

ほとんどの客はもちろんホンジュラス人だが(いかにも富裕層という感じだが)、さすがに国際長距離バスだけあって、まれに外国人旅行者もバスターミナルに入ってくる。

今まではローカルバスに主に乗って地元民と同じレストランで食事をしていたので外国人旅行者を全く見なかったが、こういう所に来れば話は違うんだなぁ。

しばらくボーっとしていると、小さなスーツケースを引っ張っている日本人女性と思われる人がバスターミナルに入ってきた。こんな所で日本人を見かけるとは!

なんともなしに会話が始まる。
南米や中東など30カ国以上を一人で歩き回っているそう。すごい。
年齢は、30半ばだろうか・・・。

京都出身でコテコテの京都弁。スペイン語も多少しゃべれるが、地元の人との値段交渉などは日本語でやっているからびっくり。
「おっちゃーん、もっと安くならへん?」みたいな感じ。

当然、ホンジュラス人は日本語など分かるはずもないのだが、なんとなく理解し合っているのが見ていておもしろい。

向こうがスペイン語しか話せないのになんでこちらが頑張って合わせないといけないんだということだが、こちらが勝手に彼らの土地にやってきて旅行しているのだからやはり多少は現地語は話せるべきである。

それはともなく、僕も何カ国かを一人で周ってきた経験があるので、二人で旅行話で盛り上がる。このお姉さん、おもしろい。

どうやら彼女も一緒のバスに乗るようだ。

バスに乗る直前に、日本人と思われるバックパッカーが別のバスから降りてくるのを見かける。長髪で、いかにも南米で買ったような民族衣装を着ている。

すると、その彼がいきなり傍に来て話しかけてきた。しかも日本語で。

彼「ここ、どこですか?」
僕「はぁ?」
彼「僕、ガイドブックとか持ってないんですよね。」
僕「テグシガルパだよ。ホンジュラスの首都。」
彼「ホンジュラスってどこですか?」

え、、、、、、、、、、、、

開いた口が塞がらないお姉さんと僕。
お前、ちゃんと国境のイミグレーション越えてきたのか?

長距離バスだと、客の代わりにイミグレ手続きをしてくれたりすることがあるから分からなかったのだろうか。街名はまだしも、自分がどこの国にいるかぐらい人間として知っておくべきなのでは。。。

お姉さんと一緒に話を聞いたところ、どうやらここから北の方にある島でダイバーとして働けるということを欧米人旅行者から聞いたらしく、そこまで行きたいとのこと。

オーストラリアから旅行を始めてすでに一年と二ヶ月目とのこと。
確かにロン毛になるわけだ。服もボロボロだし。
たぶんお金が無くなってきてどこかで働こうとしているのかな。
外国で勝手に働けるもんだろうか、、、と思ったがそれは言わないことにする。

ちなみに、北の方は現在洪水で道が寸断されているとのことだが。。頑張って金稼いでください。。無事を祈ります。。

R0010517バスに乗り、エルサルバドルへ。

国境のイミグレはいつも通り(左写真は国境線)。首都のサンサルバドルに6時間で到着。すごい大都会だ。

大きなショッピングモールが所々にあり、なぜか花火が上がっている。

マックやウェンディーズ、ピザハットといったアメリカ系ファーストフードの大型店舗がボコボコ立っている。

お姉さんが泊まる予定だというホテルインテルナシオナルへ。一泊$30(ちなみに同国は通貨がUS$)。た、高いーーー!

だが、インターネット、ホットシャワー、テレビがあり、ポーターが荷物を運んでくれる始末。バックパッカーにとっては天国以外の何物でもない環境。さすがにウェイクアップコールは断ったが。
このホテルは、長距離バスターミナルが付いていて大変便利。レストランもある。

ちなみに、ポーターの彼はイケメンでアニメ好き。なんかのアニメの紙袋を持ち歩いているくらい。しかも日本人に対して深々とお辞儀をすることも知っている。

熱〜いシャワーを浴び、テレビを見る。
どこの国に来てもKumbia Kings大ヒットしているなぁ。明日CD買いに行こうっと。
音楽流しっぱなしチャンネルがあるのが嬉しい。

それにしても長距離バスは疲れる。インドの時のように毎晩は乗れません。
僕も歳を取りました。


R0010518























イミグレーション


より大きな地図で エルサルバドル を表示

今日はだらだらする日。

朝NHKで株価をチェックし、昼から外へ。近くの村、パジェ・デ・アンヘレスに行こうと思ったが、雨がひどいので街中をぶらつくことにする。

R0010484中央公園まで歩き、カテドラルの中へ。
なかなか素晴らしい。

次に国立共和国博物館へ行くが、入口が閉まっている。

しばらくすると鍵を持った女性が来て入場料(20L)を払うように言われたが、金額の大きな紙幣しか持っていなかったところ、無料で通してくれた。

僕以外に客はいないようだ。あまりおもしろくないなぁ、ここ。

入口に感想を書くノートがあったが、どうやらこの一年ほどほとんどホンジュラス人しか来ていないようだ。人気の無い博物館なのだろうか。どうりで入口が閉まっていたわけだ。

近くのスーパーへ向かう。少しお菓子を買う。
 
タクシーでサンイシドロ市場へ。
街は超渋滞。ひどすぎ。

中米全体を通して、ドライバーの運転は本当にひどい。クラクションは鳴らしまくりだし、運転マナーなんてあったもんじゃない。排気ガスもすごいし、インドで慣れているとはいえ、都会はこれだから滞在したくないんだよなぁ。
クラクション鳴らしまくったって渋滞が解決するわけじゃないんだけどなぁ。

歩いた方がよっぽど早いので、市場が見えた所で下ろしてもらう。

うわ・・・すごい人の数。無数の店が立ち並んでいる。
でかいね、ここは。
偽物の時計、ナイキ・アディダスの帽子や靴が所狭しと並べられている。
旅行中によく見かける光景だ。
 
ふと耳に入った音楽が気に入ったので、その場ですぐに店のオヤジに「この音楽が入ったCDはどれ?」と言うと、30LでCD-Rを売ってくれた。違法コピー・・・?
R0010500人だかりができていたので近づくと、博打のようだ。(左写真参照)

何でも参加したがる僕も、さすがにルールも分からずに金を巻き上げられては困るので(勝った後も強面の兄ちゃんとかに脅されたりする気がして)やめておく。

それにしても、コンバースのパクリがかなり出まわっている。

色のバリエーションがかなりあって、日本でもアメリカでも見たことがないようなものもあるので(もちろん偽物だが)買ってもいいかと思ったが、荷物になるのでやめた。

そういえば、靴屋ってそこら中にある。どこも同じものを扱っているが。

帰りにネットカフェに寄り、またふと耳にした音楽が気に入り店員に質問→すぐ購入。
 
夜は危なそうなので、帰る。

洗面所で洗濯をして寝る。

R0010501 

ホテルを朝9時に出発。

ホンジュラス国境方面へのバスは、ロベルトウェンベスバスターミナルではなく、マヨレオバスターミナルから発着。間違いやすいので要注意。

通りがかりのタクシーの運転手に聞かなかったら、一日棒に振るところでした。

バスターミナルでラスマノス近郊の町、オコタル行きのバスを偶然発見。
持っていたガイドブックには、オコタルへの直通バスは無いと書いてあったので今日は乗継で苦労するだろうなと覚悟していたのだが、こいつはラッキー。

すぐに出発とのことなので、ちょうど隣を歩いていた物売りのおっちゃんから急いでチキンのから揚げを購入する。

それにしても、中米ではどこを歩いていても「チーノ、チーノ(中国人)」と声をかけられる。

最初のうちは「ハポネス(日本人)だよ」と訂正していたが、そろそろめんどくさくなってきた。どうせこの辺りにアジア人なんて一人もいないし、どちらでもいいかな、と。

なにより、中米の人達は明るくていい。
視線を感じ、笑顔をすると、百倍の笑顔で返してくれる。

昼12時半にオコタル到着。
おわ!目の前にラスマノス行きバスが止まっている。今日も乗継完璧!

バスが出る前にトイレへ行くと、今さっき一緒のバスに乗っていた女の子二人に出くわす。

すると、いきなり片方の子が「この子かわいいよね〜」と(たぶん)そんなことを言いながら僕の顔を撫でてきた。

彼女らのスペイン語はさっぱり分からないが、からかわれていることは確か。アジア人をほとんど見たことないのか???

かわいい女の子に触られて内心ウキウキ。←アホ。

バスに乗るぎりぎりまでCDを売り歩くおじさんの必死の営業に押しまくられるが、どれがどんな音楽なのか分からないので買えず。残念。

ラスマノスに一時間程度で到着。

ホンジュラス国境1バスを降りてすぐ右手の建物でツーリストカードをもらい、入力。(写真上)

その先少し歩いた先がイミグレーション(写真下)。

ニカラグア出国と、ホンジュラス入国の手続きが同じ建物でできるので便利。
ホンジュラス国境2
ちなみに、出国にはUS$3、入国にはUS$2必要。

パスポートに両国のスタンプをもらう。



近寄ってきた両替商のおっちゃんにUS$をホンジュラスの通貨、レンピーラ(L)に変えてもらう。US$1→18L

イミグレを過ぎ、すぐ隣の建物は免税店のようだ。中には、ニカラグアでは見たことないような着飾った店員さんが、超高価な電気製品を売っている。

ソニーのサイバーショットを発見。なんとUS$400!!!本物っぽい。
米国で売られているのより値段も高いし、何よりこの国で誰が買うんだろう。。

他にも、三洋電機のライスクッカー(炊飯器)などニカラグアには決して打っていないようなものがこんな辺境の山奥の小さな小屋で売られている。

まさか、ホンジュラスってかなり裕福な国???

ホンジュラス国境4国境から、本日の目的地であるホンジュラスの首都、テグシガルパまでは直行のバスは無いとのことなので、まずはよく分からんが、テグシガルパ方面に行くぞ、と周りの人が言ってそうなバスに乗る。

相変わらずボロい(写真左)。よくこんなものが走ると感心してしまう。

まぁ実際よく壊れるのだが。

運転手の横の席をゲット。眺めが良い特等席だ。


バスに乗って出発を待っていると、一人の男が不意に話しかけてきた。

バスのドライバーかと思ったが、どうも様子がおかしい。
他の客もどうやら彼のことを無視している。

こちらは当然彼が何を言っているか分からないのだが、やたらと絡んでくる。

しばらく無視していると、彼は突然自分のポケットから紙幣を取り出し、差し出してきた。

物乞いの方だと気づく。

申し訳ないが、断る。


バスの終点で降り、乗り換え。自分が今どこにいるかさっぱり分からないが、とにかくテグシガルパ行きっぽいバスを見かけたので乗る。

途中警官が乗ってきて、客全員のIDを調べ始めた。
僕のパスポートが日本の物だと分かると、彼の顔が急に笑顔に変わった。

ホンジュラスでは日本の青年海外協力隊などODA活動が行われているし印象が良いのかな?それともただアジア人が珍しいのかな?

時刻表大きなバス停に到着。全員降りる。

時刻表を発見。

お、「TEG」と書いてある。周りの人に確認し、テグシガルパ行きチケットを購入。

適当にバスを乗り継ぎながらもなんとか目的地に近付いているようだ。よかったよかった。

それにしても、この時刻表、壁に書いちゃってる。。変更する時めんどくさそうだなぁ。

それにしても、周りの人達の恰好がニカラグアの方々とは明らかに違う。
スーツとネクタイ姿で仕事帰りのサラリーマンみたいなおじさんもいるし、みな携帯電話を持っているし。(そういえば、ニカラグアで会ったエンリケ君も携帯持ってたっけ。月額いくらなんだろ)

途中、バスが丘の上を走っている時、眼下にホンジュラス首都・テグシガルパの夜景を見た。

大都会だ!夜景が素晴らしい!

百万人都市というのも頷ける。
それにしてもこの夜景は凄い。本当に感動した。長旅の疲れが一気に飛ぶ。
バスが混んでいて写真が撮れなかったのが残念。

夜19時にテグシガルパ到着。

辺りは真っ暗。ここはどこ?の状態で、大都会の夜徘徊は非常に危険なため、すぐタクシーに乗り、街の中心部にあるというホテルへ向かう。

途中、ウェンディーズやマック、ピザハットなど米系資本のファーストフード店を見かける。

今日は時間も遅く、ホテル探しをする体力も無いので、ちょっと高いホテルで即決。

「Hotel Plaza」 一泊US$22。

日本のビジネスホテルのような感じ。部屋がめちゃくちゃきれい!
数日前はカニと一緒に野外で寝ていたことを考えると夢のような空間。

やはり、一泊US$10のホテルとUS$20のホテルでは雲泥の差。
エアコン(涼しいからいらないが)、電話(同じくいらないが)はもちろんのこと、温かいシャワーが浴びれる。天国。

さらにさらに、テレビがあるのだーーーー!

ケーブルテレビが入っていて、NHKまで見れる。

アニメ専門チャンネルがやっていて、幽々白書、星闘士聖矢のスペイン語バージョンがやっている。な、なつかしい。。

キャラクターの呼び方がおもしろい。スペイン語読み。

・"シリュー"は何度聞いても"シロー"と言っている気がする。

・"ヒューガ"はスペリングがHyugaで、スペイン語は"H"を発音しないためか、"ユーガ"と言っているように聞こえる。

・"セイヤ"はスペリングがSeiyaで、スペイン語は"ya"を"ジャ"と発音するためか、"セイジャ"と言っているように聞こえる。

とにかく、たまにはテレビを見るのも良い経験になります。

スペイン語の音楽専門チャンネルもすごく楽しいし、気になる曲があったらメモして明日買いに行こうっと。


「ようこそ、ホンジュラス!」 ニカラグアとの国境にて。
ようこそホンジュラス























より大きな地図で ホンジュラスへ を表示

鶏の大合唱により、朝4時半に起きる。うるさすぎ。

宿で朝食を食べ、ゆっくり10時に出発。
久しぶりにゆっくり休憩できた。

オーナーが入り口まで来てくれた。

彼は英語はほとんどしゃべれず、「Come on」くらいしかまともに聞き取れないが、奥さんや従業員に笑われながらも一生懸命話そうとしてくれたことに感謝。
抱き合ってさようなら。

公園まで戻り、近くの博物館へ。
幾つか近郊の遺跡から発掘された物などが展示されているが、あまり興味を引くものはない。

奥の部屋で遺跡の勉強会が開かれるとのことで待っていると、教師らしき人が入ってきた。驚いたことに、ノートパソコンとプロジェクターを使って講義を開始。

失礼かもしれないが、家もまともに建っていないこんな田舎でノートパソコンを見かけるなんて。。びっくり。

11時のバスでモヨガルパへ。船に乗り、サンホルヘ向かう。

船では乗船客は名簿に名前と年齢を書くのだが、隣に座っている女性の年齢を見てびっくり。

体格は僕の数倍で、見た目は肝っ玉母さん。30歳は当然越えていると思われたのだが、どうやら24歳らしい。

この国で何を食べたらこんなに大きくなれるのだろうか。。(ごめんなさい)

サンホルヘに着くと、目の前のバス停からマナグア行きが出発直前。急いで飛び乗る。

サンホルヘバスターミナル



















4時間くらいで首都マナグア着。

自分がマナグア市のどこにいるかさっぱり分からないので、ひとまず近くに停まっていたタクシーに乗り、マルサケサダ地区まで行く。

10分後ホテル・カルロスに到着。美容院が目印。

オーナーは少し英語が話せる。奥さん(たぶん)は美容師で、化粧ばっちり、髪ゴージャス。

美容院と共に宿を経営しているだけあり、部屋はとてもきれい。
ニカラグアはちょっと不衛生な宿が多いのかなと思っていたが、ここは素晴らしい。

部屋の色はピンクで統一されており、おしゃれ。
シャワーは当然温水は出ないが石鹸やタオルがあり、トイレも付いている。
何より枕がふわふわ。幸せ。

オフシーズンで宿泊客は僕しかいないくせに、ガイドブックに載っている宿泊費より少々高いのが気になるが、これでUS$7はお得。
かつオーナーも奥さんもとても良い人なので値段交渉はせずに即決。

US$10以下の安宿といったら、シャワー・トイレ共同、ドアの鍵が壊れていて、シーツは不衛生というのがお決まりのパターン。

バックパッカーにお薦めの宿です。

宿の近くのラ・カスエラというレストランへ。
値段は少々高いが、店内はすごくきれい。

超やる気のあるおやじ店員がいて、見ているだけでもおもしろい。
贅沢して400円くらいのスパゲッティを注文。めちゃくちゃ旨い。

まがいものコーラ発見。
Super Colaタクシーに乗り、共和国広場へ。

騒がしい場所だと期待していたが、全くその逆で、ほとんど誰もいない。
ただ、カテドラル前の噴水はライトアップされており、なぜか大音量の音楽がガンガン鳴っている。

辺りはもう真っ暗。
都会の夜道は危ないのでタクシーを使い、宿まで戻る。

近くのネットカフェに行く。日本語が打てないが、表示はできる。

夜9時に宿に戻ると、門を閉められていた。
ガンガン叩いて開けてもらう。

部屋に戻り、水シャワーを浴びる。
水シャワーは、プールと同じで初めのうちはすごく寒いが、しばらくすると体が温度に慣れてきて仕舞いには温かくさえ感じる。

明日以降のプランを練る。

ホンジュラスからどう進んで行くかが今後数週間の予定を大きく左右する。

深夜1時。

今日も全くスペイン語勉強しませんでした〜。



早朝4:30amに起床。

まだ辺りは暗くて、部屋の外に出てもトイレまでたどり着けない。

行こうと思えば行けると思うが、もしもカニを踏んだりでもしたら、1日中気分が悪くなるのでやめておく。

5:30amに昨日手配しておいたタクシーが来る。

今日の目的地はニカラグア湖に浮かぶ、オメテペ島。

リバスの近く、ニカラグア湖(Lago de Nicaragua)湖畔の町サンホルヘから船が出ているとのこと。

舗装されていない、ボコボコ道を走ること40分。
それにしても、ニカラグアに入ってから、原っぱ・荒野しか見ていないが、まさか国土のほとんどはこんな感じなのか???

サンホルヘ着。

オメテペ島の町、モヨガルパへはここから毎日10便程度、貨物船が運航しているとのこと。それに乗り込んで良いらしい。

オメテペ島1オメテペ島2遠くに活火山、コンセプシオン山が見える。

ふむ。なかなかかっこいい。
オメテペ島に着いたら、トレッキングができるかどうか聞いてみるつもり。


貨物船は7:45amに出発。

1時間ほどでモヨガルパ到着。

船着場の目の前に観光案内所がある。
若い英語が話せる男性に、幾つかのオメテペ島のツアーの紹介をしてもらう。

US$30で30分後に出発するコンセプシオン山へのトレッキングがあると聞き、即決。
参加者は僕だけなので料金は高くなるが、仕方が無い。

ガイドは、なかなかのハンサムガイ、エンリケ君。

食料と水を買い、タクシー(料金込み)で登山口のある村へ。

ニワトリがそこら中を歩き回って落ちているゴミを食べている。
こいつらは、食用に飼われている(山に放し飼い?)のだろうか、それとも野生なのだろうか。

登山開始。

エンリケ君、ウォーミングアップも無しに、かなりのスピードで歩いていく。
元富士山ガイドとして同業の者には負けられんと必死に付いていく。

30分経ったところで休憩。

コンセプシオン登山2エンリケ君「もしかして以前に山登りをした経験があるか?」
僕「実は、昨年まで登山ガイドをやってたんだ」

この会話を川切りに、打ち解ける二人。

好きなスポーツから、オメテペ島のことなど会話が弾む。


ニカラグアでは一家族10〜12人もいるらしく、日本では4人くらいが一般的だと言うとかなり驚いていた。

また、オメテペ島では男性は18歳くらいで結婚するのが一般的とのこと。
エンリケ君は現在22歳で付き合っている彼女もいるが、今は英語を勉強し、良いガイドになり安定した収入を得られるようになるのが先だと熱く語っていた。


頂上までの中間地点に到着。
ここから先は火山の活動のため登山禁止。確かに硫黄の臭いがする。

この火山は50年に一度噴火しているらしく、前回が1957年なので、そろそろ噴火してもおかしくないとのエンリケ談。

途中で下山することになったが、計5時間の登山の間、たくさんの猿や綺麗なバタフライなどたくさんの自然に触れられて大満足。

下山後、e-mailを交換し(この島にはネットカフェがあるのだろうか・・・)、別れる。

船着場の近くのバス停から、オメテペ島第二の都市、アルタグラシアへ。

このバスがひどい。
超混んでいるし、そして何より超トロい。10キロくらいしか出ていないのでは。人乗せ過ぎ。

1時間後、アルタグラシア到着。

バスから降りるやいなや、若い兄ちゃんに宿の勧誘を受ける。
雨が降ったせいか、ぐちゃぐちゃになっている道を4ブロックほど歩き、紹介された宿「ORTIZ」に到着。

部屋は比較的きれいだし(昨日みたいに虫の死骸が部屋に転がっているということもなく)、食事も注文すると出してくれるようなので即決。1泊350円くらい。

オーナーのマリオさんはスペイン語しか話せないが、大変気さくな方。
宿泊客の大半はオランダ人、カナダ人、スペイン人。
シャワーは水のみ。

期待していなかったというのは悪いが、この宿の料理はめちゃくちゃおいしい。
フライドチキン、ポテトサラダ、ライス、コーヒー(約200円)のセットでおなかいっぱいになる。

夕方から夜にかけて外を歩き回る。
公園でフェスティバルをやっているとのことで屋台がたくさん出ていた。

若い兄ちゃんが「若い女の子紹介するから付いてこいよ」と執拗にからんでくる。うざい。
ほとんどの人がスペイン語しか話せない中、せっかく英語が話せるならば、こんなことする前にエンリケ君みたいにまともに働けば良いのにと思う。

夜遅くに、ぐちゃぐちゃの泥道をポケットライトを付けながら歩いて宿へ。
この辺りの家はみな崩れかけたような掘建て小屋。電気はちゃんと通っているのだろうか。

ふと隣に気配を感じ、とっさに身構えると、なんと豚だった。
野生の豚だろうか。。

豚はさておき、この辺りはあまり治安が良いとはとても思えない。
さすがに一人で夜にこの辺りを歩くのはやめたほうが良さそう。

今日は朝4時半から夜22時までフル活動。登山もしヘトヘトなのでスペイン語の勉強はなし。

貴重品を抱きながら、睡眠。



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朝5時起床。

朝5時発のニカラグアとの国境の町、ペニャスブランカス行きのバスに乗るつもりだったが、寝坊。代わりに朝7時のバスに乗り込む(料金:2800コロン)。

中米は夜行バスがほとんど走っていないため、なんとしても朝一番のバスに乗り込み時間の節約をしたかったのだが。

昼の12時に国境に到着。
イミグレーションが入っている建物に直行。パスポートにスタンプをもらう。

建物内部に両替所があるが、コロン(コスタリカ通貨)→コルドバ(ニカラグア通貨)の両替は扱っていないとのこと。そのせいか、建物の外では札束を抱えた両替商が何人もうろうろしている。彼らのレートは特段悪くないので両替をする。

ニカラグア国境1レストランを見つけたので、腹ごしらえ。

さすがにイミグレーションにあるレストランなだけに、フォークがビニール袋に入っていたり、皿がきれいに洗ってあったり、、す、素晴らしい!

ストローに袋が被さってるぞぉぉぉ!もったいなくて取れん!

味も良し。何だか分からないけどおいしい。

ちなみに支払はコロンまたはUS$のみ可。ご注意を。

ニカラグア国境4イミグレを出て、まっすぐ数百メートル歩く。10歳くらいだろうか、少年が寄ってきて英語で何か言っている。物乞いだろうと思いやんわり断るが、付いてくる。

広場を越えるとニカラグア側のイミグレに到着。ツーリストカードを記入し、US$7を支払い、パスポートにスタンプをもらう。

先ほどの少年がまだ付いてくるので、US$1を渡す。
彼からはバスの行き先やタクシーの相場など貴重な情報を得ることができた。
怪しまずに初めからお金を払っていれば良かった。とにかくありがとう。

本日の目指す町は、サン・フアン・デル・スール。

タクシーの客引きに囲まれるが、バスに乗ることを伝えると親切にバス乗り場を教えてくれた。すごく親切だ。

今まで数カ国を旅行してきた経験から、タクシーの運転手やホテルの客引きの方々は無視をしても常にしつこく付いてきて、ひどい時には怒鳴り合いの喧嘩に発展することもあったが、中米の人達とはそのようなことは全く無い。皆穏やか。旅行者に対し大変親切。

ついつい、今までの旅行のように彼らに対し冷たい態度で接したり、無視してしまっていた自分が恥ずかしい。

ニカラグア国境5サン・フアン・デル・スールへの直行バスは無いとのことなので、首都マナグア行きのバスでリバスまで行き、乗り換えることに。

バスは地元民で満席。なぜか色々な人から握手を求められる。

それにしても、、、ニカラグアに入った途端、風景が一変した。
この辺りは本当に何も無い。荒野だけが広がっている。

道が全く整備されていないためバスは上下左右に大いに揺れるが、バス内に大音量で響き渡るラテン音楽のリズムがそれと絶妙にマッチしていて、むしろ気持ちが良い。

今、自分は中米旅行を満喫しているんだという感覚でいっぱい。

小1時間程でリバスに到着。

バスターミナルといっても、写真(左から三番目)の通り舗装はされておらず、馬車やタクシーしか見当たらない。
リバス1リバス2リバス3





サン・フアン・デル・スール行きのバスは夜遅くまでないとの情報を得る。
タクシーを使うことに。運転手数人と交渉し、US$4で決着。
少々高いが、ここで夜まで待つわけにはいかない。

またまたボコボコの道を40分ほど進み、ついに到着。

今日は長距離移動で疲労困憊。宿探しをする体力が無かったので、タクシーが止まった目の前の宿に駆け込み、チェックイン。1泊、コルドバ(ニカラグア通貨)C$70。500円くらいか。まぁいいか。

この町はビーチで有名なのだが、今の時期はシーズンではないので閑散としている。
ビーチ独り占めですな。
サン・フアン・デル・スール1






お土産屋が充実している。色々買ってしまった。

荷物になるなぁ。

宿に戻る。
部屋に案内される。

お。これはなかなかすごいぞ。

部屋はカビだらけ、無数の蚊が飛び廻っており、虫の死骸がそこら中に転がっている。

一応個室なのだが、壁は穴だらけで屋根は無いようなもの。というか、部屋じゃない。野外だわ、これ。雨降ったらどうしたらいいんだろう。

あ、カニが部屋に入ってきた・・・そして出て行った・・・

どの部屋もこんな感じだし、ビーチが近いのだから、こういうものなのかな。

考えているうちに慣れてきた。横になれれば良し。

あれ?ブランケットないのかな。。

まぁいいやー


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朝10時起床。

昨日のサルサダンスが身に応えた。。
今日は休憩日のつもり。
牧畜が盛んという地方都市サルセロで、のんびりと搾りたて牛乳でも飲もうかなと。

コカコーラバスターミナルからサルセロ行きのバスターミナルを探すが、次のバスは夕方17:30発と言われ、諦める。

一時間余り情報収集を行い、ナランホ行きに乗り、乗り換えることでサルセロに行くことが可能という情報を得る。
聞く人全員が違うことを言うから、どの情報が本当に正しいのか全く分からず大幅に時間をロスする。バックパックの旅では良くあることだが。

ナランホ到着。

サルセロ行きバス停まで少し歩き、バスを待つこと1時間半。
ようやくバスが来るが、地元民で満員のため乗れず。

昼過ぎになり今からサルセロに行くには時間が足りないと判断し、たまたま近くに来たバスに乗り込み、目的地をサルチーに変える。

バスの運転手にサルチーに着いたら教えてくれるように伝えるが、どうやら忘れていたようで、数駅通り過ぎる。反対方向のバスを待ち、またまた時間のロス。

ようやく15時過ぎにサルチー着。
サルチー1サルチー2







このサルチーは、カレータと呼ばれるコーヒー豆運搬用の牛車や木製の家具の生産で有名。(写真参照)。お土産店を何件か覘くが、さすがに椅子を買っていくわけにはいかない。

サンホセ直行バスはないとのことで、グラシー経由でホテルへ帰る。
牛乳は飲めなかったが、バスに揺られたのんびりの1日でした。

今日もあのナイトクラブはやっていたが、恋が愛に変わるとまずいので、やめることに。

就寝。

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