八方ふさがり

2004年より米国留学、2011年よりニューヨークで店舗経営をしているものです。 コロナを機にブログ再開。

2009年08月

カリブ海から台風がアメリカ大陸に接近。
家に待機して赤十字からの避難シェルター設置要請の電話連絡を待っていましたが、幸運にも台風は大西洋に避けて行ったようです。

あ、そういえば赤十字社からメンバーIDが届きました。
ネックストラップも付いていて、結構しっかりした作りになっていてかっこいい。 

これから台風シーズンになるので初仕事は近いかもしれません。



日本は、選挙ですね。

日本のテレビは契約をしてないので自宅で見れませんが、インターネットラジオで選挙特番を聞く予定。

民意にマジレス

池田信夫氏がコメンテーター。

海外にいて日本の民法を簡単に見ることができない者にとって、こういうサービスはとても助かります。

昔、株を持っていたというのもありますが、livedoorはとてもいい会社だと思います。業界No.1企業ではなく、No.2か3にいて欲しい会社。ホリエモンがいればもっと素晴らしい会社になっていると思いますが。まぁ違法行為(いまいち何が違法か把握していませんが)はダメですけど。


New York Timesに寄稿された鳩山さんの論文「A New Path for Japan」を読んだ途端、彼への情熱がゼロからマイナス100になりました。

前半部分のアメリカ主導の市場原理主義批判は、のこのこ後ろを付いていった日本人が今更何だ、というかこんなに批判してしまって大丈夫かとちょっと思いましたが、アメリカ人が大嫌いな僕は、正直なところ、気味がいいなと。普段様々な点で彼らには頭に来ているので仲間ができると嬉しいのです。これくらい言っちゃえよと。(「友愛」という言葉には全くピンと来ませんが)

しかし、後半部分の東アジア共同体構想(そんな和訳無い?)については、本当に勘弁してくれと。

企業で言えば、どれだけ文化の違う会社同士のM&Aをしようとしているのか。

僕は基本的に考えが保守的(人間的な所では特に)なので、これは受け入れられないなと。
 
でもあと数百年もしたら、文化も人も全部ごちゃ混ぜになって、国なんて区分は無くなって世界は一つになるのかも。高々数百年前は他国の人間に会うなんてことさえ稀だったのに、今じゃこんなだもんなぁ。何が起きてもおかしくない。

今度は他の星の生命体と地球人が争う世の中に。

映画の世界ですかね。

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NYの生活費の続編。

先月の食料品は、ほとんどここで買いました。

シェアリングブームに乗り会員制激安スーパー「コストコ」快進撃 

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Walmartに買収された後、相変わらずダメダメだった西友もそろそろ表舞台に登場かという所。今のご時勢、日本人もついに外資小売に陥落ということでしょうか。

個人的にはこういう下請け泣かせの商売は大嫌いですが、客の立場としては当然大歓迎。大いに活用しています。
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ドラッグストアーでは見たことがない巨大サイズのシャンプーやコンタクトの液を発見。半年分はありそうです。

3.78Lのマヨネーズ(写真上部右)が$11.25。


オリーブ(写真下部左)がぎっしり二缶で$5.39。

このオリーブの缶と同じサイズの桃の缶詰が4つで$12。毎日食べてもなかなか無くなりません。
 
脂たっぷりのシャケ、カニ、貝類が安い安い。
大型バスで運ばれてきた大量の魚介類が次々に棚に投げ込まれていきます。

大好物のペプシとドクターペッパーを合わせて68缶まとめ買いした(至福の喜び)所で終了。

これ以上買うと、いくら友達に車で運んでもらうとはいえトランクに入りきりません。というか、冷蔵庫に入りきりません。


ところで、牛肉の冷凍保存の仕方について、先日知り合いからとても良いことを聞きました。

こちらでは日本と違い肉は薄切りで売っておらず(売ってはいるが非常に高い)、普通は巨大な塊の状態でスーパーに並べられています。

当然一回の料理で使い切る量ではないので、細かく切って冷凍保存しておきたいですよね。しかしこのぶ厚い肉を生の状態で切ろうとすると、良い包丁でないと薄くきれいに切れません。

そこで、肉をまず冷凍庫に入れます。
大体1・2時間後に取り出すと、肉が完全に凍った状態ではなく、中途半端な冷凍状態になっています。シャーベットのような感じというと分かりやすいかもしれません。

この状態だと、あらら、簡単に薄切りができるではないですか。

これを小分けにして(場合によっては味付けして)冷凍庫に入れておけば良し。必要な時に必要な分をすぐ取り出せます。

半冷凍状態だと、骨にくっ付いている取りにくい部位も比較的楽に取れるんです。

まぁ常識かもしれませんが、最近の発見でした。

それでは。

US Amazonのアカウントを持っている方、以下のリンク先のゲームをダウンロード(無料)すると、自動的に$5のAmazonのMP3クレジットをもらえます。(いつまでこのプロモーションが続くのか分かりません)

Big Kahuna Reef


たとえゲームはインストールしなくても、ダウンロードしただけで即座に$5もらえます。

MP3クレジットは9月末まで有効ですのでゆっくりと好きな曲をアマゾンの音楽ページで探してください。

音楽をダウンロード後、登録されたメールアドレスに明細が来ますので、一応$5分無料になっているかどうか確認下さい。

まぁゲームも楽しいのではないかと思います。

日本滞在中に何度も聞かれた質問が、これ。

「NYって生活費どのくらい?」

僕の例で言うと、家賃は月$700(光熱費・ネット込み)、食費は自炊をしているので(外食は月1・2回くらいでしょうか)$100。その他携帯や娯楽費など合わせて、日本円で10万円くらいだと思います。

家賃は僕は車のガレージに住んでいるので(笑)、個室にしては家賃は安い方。まぁその分色々と面倒なことも多いです。

まず半地下なので日は当たりませんし、空気は流れません。
ガレージを開けることはもちろん可能ですが、そうすると外の通行人から部屋の中が丸見えになってしまうため、プライバシーの面からできません。

部屋の隅には、トイレとシャワー。バスタブなどあるわけがない。

またクーラーは当然ありませんので、今の時期は相当厳しい毎日を過ごしています。
対処方法としては、これは灼熱のパキスタンを旅行中に長距離電車の中でよくやっていた技ですが、暑くなったら体に水をつけて、扇風機の前に座る→わ〜お、すずし〜い(5秒のみ)

夏にカビが部屋中に生えるのはよくあること。掃除は頻繁に。

先日の大雨の際には部屋がプールになり、カーペットが水浸し。みなさん、洪水で家が浸水した経験があるかどうか知りませんが、後処理は本当に大変です。

木製の家具はすぐにやられますし、洪水の次の日の部屋に濡れたカーペットから漂う異臭といったら、、、、明らかに寿命が縮みました。

NY旅行で宿泊費を抑えるため泊まりたいという方は、冬に来てください。
あ、暖房もありませんので、寝袋で寝てもらうことになりますが。結構暖かいですよ。

よく職場の同僚から「ちゃんとした仕事に就いているんだから、変なところに住んで小銭貯めてないで、そろそろマンハッタンのアパートに引っ越したほうがいいのでは・・・・」と言われてました。まぁ当時からいつか将来大学院に行くような気がしていたので、今思えばこつこつ貯めておいて正解でしたが。

NYの一般人の生活なんてこんなものです。

思った以上に映画のような世界を思い描いている方が多すぎるので、参考になればと思い書かせて頂きました。

では。


8月頭から始まった授業ですが、早速追い込まれています。

はじめの一ヶ月間は朝飯と昼飯が大学院側で無料で用意されるのでラッキーと思っていたのですが、ようは

「お前ら、食事時間だからって教室から出さんぞ、飯食いながら勉強せいや」

ということだったようで。

今月はまだ4年制大学の授業の復習なので一日8時間ほどで帰宅できますが、

卒業生の話によると、9月から大学院レベルの授業が始まると、朝から深夜まで毎日頭がおかしくなるくらい勉強させられるとのこと。

まぁ僕は隙を見つけてはスポーツしたり楽器弾いたりしてキャンパスから脱出する予定ですけどね。勉強嫌いだし。

当たり前のことですが、勉強って失敗しても誰にも迷惑かからないし、損失も出ないし、なにより教授に聞けば怒られずになんでも教えてもらえ、解決する。

毎日深夜まで仕事をしている人達よりよっぽど楽。
少なくとも、またヘルペスになるなんてことはないでしょう。


同期は78名。

9月から5人のチームで各プロジェクトに対応していきます。さらに、来年からは各自の専門に分かれます。


人種の割合は、アメリカ人(米国生まれの中国人も含む)が6割、インド系が2割、ヨーロッパ系が1割、アジア系が1割。日本人は僕だけ。

どの人もしっかりと新聞を読み込んでいるせいか、日本のことにかなり詳しい。

「民主党は政権を取る準備ができているのか?自民党との政策の違いはなんだ?」

と朝食中に質問された時は、返答に四苦八苦。
米国の新聞では詳細な情報が得られないから、僕に聞いてきたらしい。

こりゃ、日本の文献もまだまだ手放せないですな。
と、英語から逃げる格好の言い訳をしてみる。。



なんだか急にブログの投稿が少なくなったぞとの激励メールが友達から来ましたが、NYに帰ってくるとなぜかだらけるので、日本滞在時のようにはいきません。

週二回はなんとかアップしていきたいものですが、、、がんばります。


[今日の読書]
銀行勤務時に買って以来、部屋に転がっていた本。デリバティブについて基礎が網羅されている。

投資銀行で働く人以外はこれくらいの理解でいいのではと勝手に納得したいところですが、これの応用と実践は大学院でやります。。。あーいやだ。

ちなみに05年に書かれた本ですが、デリバティブが生み出すかもしれない問題点について少しだけ言及されており、そこが今回の金融危機を微妙にかすっています。



デリバティブの知識 (日経文庫)
千保 喜久夫
日本経済新聞社
売り上げランキング: 213922

工場見学シリーズ第四弾。
第一回目に引き続き、飲料系です。しかもまたビール。

Brooklyn Brewery

"Brooklyn"という、マンハッタンの南側に位置する地域の名称を冠したニューヨーカーご用達の地ビールブランド。現在10数種類の商品を展開中。


Williamsburgという小さな町の外れに醸造所があります。マンハッタンの14st.からL線で数分、Bedford Station下車。徒歩10分。

この周辺の雰囲気は一言で言うならば、代官山。小さなレストラン・本屋・レコード店・服飾店が点在しており、お洒落なNYっ子達がショッピングに興じています。


ツアーは無料。土日の1・2・3・4時に開催。

とは言うものの、ここはアメリカ。1時開始でも1時には始まりません。
しかもツアーが始まる頃には、参加者の大半が併設されているバーで購入したビールをぐびぐびとやっている始末。

こんな状態なので、工場見学ツアーもいい加減なもの。

DSCF3794ビールの醸造タンクを見ながら一連の工程の説明を受け、10分程度で終了。拍子抜け。

ツアー客もビール片手に酒のつまみ程度にしか話を聞いていなく、ツアー終了後はさっさとバーに移動し、真昼間にも関わらず宴会開始。


よく考えたら、地ビールなのでサントリーの工場のように大規模な施設があるはずもなく、しかもガイドさんの話によると、この醸造所では全体の数割しか生産しておらず、大半はここから車で数時間の距離のアップステートで作られているらしい。

ようはここはもっぱら同ビールブランドの紹介場所ということ。

DSCF3799早速我ら4人も味見をしようとバーへ移動。

1杯$4(または6杯$20)
工場見学特有の試飲・お土産は無し。DSCF3793

ここで飲めるビールは、右の8種類のみ。

僕は一切酒を飲めない人間なので、友達が飲んでいる分を少しずつ頂きました。

きっとおいしかったです。


今回は、仕掛品を触ったり、新製品誕生の感動秘話を聞いたり、物作りをしている職人の真剣な眼差しを間近で見たりといった、工場見学好きが萌えてしまうようなシチュエーションはゼロ。

日本では予約を入れていた工場見学が二件キャンセルとなってしまったので、アメリカでその埋め合わせをしたかったのですが、これではなぁ。。まぁしゃーない。

NY近郊には、質の高いワイナリーもたくさんあり、免許も取ったことですし時間がある時に遊びに行ってみたいものです。



[今日の読書]

太陽光発電特集ということで、思わず表紙買い。化学系の雑誌・書物に手を出したのは生まれて初めて。

太陽電池の発電方法・種類・特徴が大変丁寧に解説されており、高校の科学の成績は赤点ぎりぎりだった僕でもとてもよく理解できます(頭には残りませんが)難しい科学用語は一切登場しません。

またそれ以外のページも、たとえば「魚はなぜ群れるか」など大変興味深いものが多く、端から端まで一気に読みきってしまいました。


Newton (ニュートン) 2009年 09月号 [雑誌]



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