八方ふさがり

2004年より米国留学、2011年よりニューヨークで店舗経営をしているものです。 コロナを機にブログ再開。

2012年02月

体が硬くて疲れやすいのでストレッチを少しずつ始めようかなと思いながらも、なかなか毎日継続してできないものですねぇ。たった15分でも日々続けることが大事なんだと分かっていてもなかなか続かない。

となんだかんだ数日サボっていたところ、

大通りでいきなりバックしてきた車に脇腹辺りを追突され、体が逆Cの形にぐにゃっと曲がったりしました。これで数日分のストレッチをまとめてすることができました。おかげで足も捻れたし。やっほい。

一応すかさず運転手を睨み付けたのですが、日本男児はあれくらいで変に痛がったりギャーギャー騒いだり金をせびったりしませんぜ。

こっちの奴らはすぐ倒れて、「痛いよアピール」するからなぁ。サッカーやバスケの選手みたいに。

まぁさすがにその後しばらくして足首が痛み出した時はせめて運転手の連絡先だけでも聞いておくべきだったかと少し反省しましたが。あ、数時間後にはすっかり治りましたので御心配なく。

事故時に僕のちょうど後ろを歩いていて、僕の体があり得ない方向にひん曲がったのを目の当たりにした友人の方が僕よりよっぽど焦っていたような気がしますね。


まぁこんな不運なこともありましたが、同時に良いこともあったかな。

友達の奥さんからもらったアップルの無線キーボードをかれこれ一年ほど使っていたのですが先日突然反応しなくなり、かなり意気消沈。

棚の奥にしまっていたUSB接続のみるからに古いキーボードに換えたのですが、僕は人一倍キーボードを強く叩くので、そのキーボードでは「 ガチャガチャッ バチバチッ」というタイプ音が非常にうるさいとのこと。アップルのキーボードはいくら強く叩いても比較的音がしにくい方ですしその点で僕にぴったりだったんですよね。

元々プレゼントとしてもらったものだしやはり修理してもらおうとネットで予約の上、夜11時に5番街のアップルストアーへ。ここ、24時間やっているので昼間に時間が無い人には本当に助かります。

Genius Barへ向うと、担当のお兄さん登場。
なんだか髭が上向きにカールしているし、右腕はタトゥーだらけだし、というかゴツいなぁ、、、、、ゲイかな?

僕のキーボードを見て「電池を入れてくる」と言い奥の部屋へ。

数分後戻ってきた途端、目の前に新品の無線キーボードを置き、「じゃーねー」と一言。
保障期間や僕の名前さえもチェックせず、新品を無料でパッとあげてしまう太っ腹な対応に驚愕。

さすがアップル、余裕あるなぁ。

この動画好き↓ 笑いすぎて腹痛い。




留学したいんですがという方から相談を受けてちょっとアドバイスをしていたのですが、ちょっと疑問に思ったことがあったので今日はそのことに関して書いてみようかなと。

『英語に集中したいので日本人学生のいない田舎の街に行くべきですよね』

という意見に対して。

僕は違うなと思います。

まず、"日本人学生がいない"なんてところは、まぁこの広いアメリカですからないとは言い切れませんが、大概のところには日本人はいますね。自分の他に一人でも日本人学生がいたら、まぁ日本語を話す機会はできてしまうし、何よりもそこは気にするところではないかなと。

僕の周りの英語が上達した人を見ていて、日本語を完全に遮断してうまくなった人っているかなぁ、いないような気がする。

ようは自分の心構えであって、周りに日本人がいようが、彼らとの付き合いはほどほどにして、現地の人の輪に飛び込むかどうかだけのことであって、結局学校が終わった後に家に直行してスカイプで日本に住む友達と話したり、日本語ニュースをネットで見ていたりしていたら、どこの街で過ごそうが関係ないわけですよ。

それよりは、日本人の友達でもなんでもいいから作って、みんなでバーにでも行って現地の友達を作った方が早いし、何より英語力がまだ不十分でないときに先に何年もそこに住んでいる日本人に母国語で現地情報をもらった方が色々とその先に便利なことも多い。

『だって日本人がいたら無視できないじゃん → 日本語しゃべっちゃう』

という考え方がおかしいわけで、"日本人が多い"といっても、街に出れば99.9%は外国人なのだから、ようはその程度の意志ならばどこに行ってもダメなわけで。

むしろたくさん日本人が多い方が”日本人を無視しやすい”です。あなたがいなくても、その目の前の日本人は他の日本人を見つけられるからです。小さな町の小さな日本人コミュニティーを脱出するのは難しいですよ。

大きな勘違いを生み出しているセリフがこれ↓

『"外国人"の友達を作らないと英語は上達しない!』

"外国人"、と全てのNon-Japaneseを一括りにしてしまっていることに疑問を感じる人はいないのだろうか。”外国人”といっても色んな人がいますからね。

ようは外国人であっても"自分と気の合う人"を見つけないと自分の英語を直してくれるような友達にはなってくれないわけで、そういう意味でも大都会の方が自分と趣味や趣向が合う人を見つけられるチャンスは確実に多いと思うわけです。

ということで田舎の自然が大好きで都会だと疲れてストレスが溜まってしまう、という方は別ですが、ただ単純に語学力を伸ばしたいというならば僕は田舎より大都会をお勧めしますね。

外国人の恋人を作るのは大変良い手段だと思いますが、大都会の方が日本人の感覚を理解してくれる方も多いし、イケメンやオシャレな人も多いし、無理やり語学のために好きでもない彼氏と付き合わなくても本当に将来のパートナーになれる外国人男性と出会える可能性は高いと思います。

田舎だと、中国と日本の区別も付かない人がごろごろいますよ。何度も言いますが、"お互い気の合う、話の合う人"でなければ友達になれるはずはないですから。


それに『語学留学』なんていう言葉はあまり今の世の中意味を持たない気がします。

純粋に英語だけ学びたいならば、日本に興味のある外国人が集まっている東京のバーや、インターネットなどで日本国内にいながらにして十分学べますし、ようはやる気の問題です。

なので、留学をするならば、ダンス留学、音楽留学など、何かその地域でないと学べないことを学ぶためにするべきだと思います。そうしたら自ずと行くところは決まってくると思います。

「でもまずは語学をしっかり学んでからダンスを学びたい」

という方は留学初日からダンス教室に行くべきだと思います。現地の語学学校に行っても自分と同じレベルのたどたどしい英語をしゃべる、ダンスにあまり興味が無い人達の集まりに入るだけで、結局『寿司』と『原発』の説明を何回もさせられるだけになります。

ダンス教室でダンスに興味のある現地の友達を作って、近くの有名シアターでやっているプロダンサーによるパフォーマンスにでも一緒に出かけつつ語学力を上達させた方がいい気がします。

「いきなりネイティブと話しても英語わかんないもん!」

という方。日本でジオスで「How are you?」を100回練習したら十分です。もっと言ってしまうと、発音に関しては若い頃から現地にいないと完璧にするのはおそらく厳しい面はあると思いますが、英語を話せている人を見ていると大概は自分一人で机の上で勉強した上でアウトプットとして外国人と話して経験を積んだ人が多い気がします。

もう一点加えておくと、大学やら何やらを卒業した後に海外で就職してみたいという方は、都会の大学に行った方が何倍も得なことが多いですね。

もちろんやりたいことにもよると思いますが、就職機会は段違いですし、グリーンカードが無い外国人の選択肢といえばHやらOビザの取得に限られ、それには企業のビザサポート(具体的には企業側が何千ドルか申請費として払わないといけない)が必要。

田舎の現地の企業の中には「H1-Bビザ?なんじゃそれ?」というところも多く、出費が必要と分かるや否や、サポートを断られるケースも多い。

まずは日系企業を踏み台にして将来現地企業で働いてみたいという方でも、日系企業が多く集まっているのはやはり都会。田舎だと選択肢が限られます。


えーと、最後になりますが、

実は今こんなエントリーを書いている僕こそが、NYに来る前に『英語に集中するには田舎の街に行くべき』と留学斡旋会社に騙された人間その人です。

留学当初シアトルのど田舎に半年住んでいたことがあり、その前にはバンクーバーで語学学校に三ヶ月を過ごしました。この9ヶ月を無駄だったとは決して言いませんし確かに英語力は伸びましたが、僕の場合はビジネスに興味があったのでNYに初めから直接行き、どこぞかの企業ですぐインターンでもするべきでした。

僕と同じ失敗をしてもらいたくないと思い、以上参考になればと思い書かせて頂きました。

まぁ皆さん色々と反論はあると思いますが、これが僕の意見ですかね。

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